FXの取引 ~実践編~

自分にあった取引スタイルを探す

FXというのは取引スタイルを選ぶ幅が非常に広いという特徴を持っています。 単に為替変動の値動きだけで利ざやを狙うというだけではなく、スワップポイントという外貨預金のような取引、 さらには日本の財政危機という要素を考えて将来的にあるかも知れない円安リスクに備えるという リスクヘッジという使い方もできます。

たくさんある取引スタイルの中で、どれが一番得意なのか。
これはとても大切なことで、やはりFXのような相場の世界は勝負事でもあるので、自分の得意な戦法や分野で 勝負するのが良いに決まっています。他の市場参加者がそのようにしている中で、自分だけが得意分野以外で 勝負できると思うのはかなり無理があります。

最初のうちは枚数やレバレッジを軽くして、その中でうまくいった取引があればそれがなぜうまくいっているのかを 検証し、その逆も色々と試行錯誤するのが良いでしょう。

また、取引の時間的スパン別に以下の様な種類があります。
数分単位でどんどん売買を繰り返すスキャルピング
翌日までポジションを持ちこさないデイトレード
数日単位でまたは数週間単位で取引するスイングトレード
等があります。
人によって得意な時間的スパンが異なってきます。ただし、数週間のような長期的にポジションを保有するのは初心者にとってはリスクがあるので、あまりお勧めはしませんが…。

最初のうちはどんな取引スタイルがいいのかよく分からない事でしょう。もし「スイングが良い」という情報があったとしても、情報を発信したその御仁にとって上手く手法あって、あなたに合うかどうかやってみるまで分かりません。

上手くいかなかった場合は話をシンプルにして、その上手くいかなかった取引をしっかりと洗い出してください。 同じやり方でうまくいかないことが何度もあるようであれば、その取引スタイルは不向きだということです。

たまに、自分が予測した原因とは別の原因で、相場が期待した方向に進んでしまうこともあり、その結果として利益を取れることも少なくありません。
しかし、これは戦略がうまくいったのではなく、たまたまツイていただけです。
ギャンブルの世界で良くある「ビギナーズラック」であったのに、自分には力があると勘違いして大勝負、そして撃沈…のようにならないようご注意ください。

うまくいった取引が、戦略的中なのか、ラッキーなだけだったのか…この検証も重要であります。

自分に合う取引スタイルを探しましょう

FXにはたくさんの取引スタイルがある中で、その中から自分に合ったものを決めていくという作業は、初心者の時にやっておきたいところです。自分の得意とする戦法で勝負しないことには、もしうまくいかなかった時に大きな後悔を残してしまいます。

こういうやり方がうまくいくことが多いので、今後はこの取引スタイルでいこうと決めたとします。 スタイルを決めたからといって、必ずしもそれで一生やり通さなければならないというわけではありませんし、それだけにこだわる必要もありません。

自分に合っていると思っていたものがうまくいかなくなってきたら、自分の中に何かブレがあるか、市場環境が変わってしまったなどの理由が考えられます。
そうなった場合には自分の取引スタイルが自分または市場に合っていないということになるので、その場合には再考すれば良いのです。

そんなことを考えているうちにも相場が動いて、利益を上げるチャンスを逸してしまうのではないか…?
別にそれでも良いではありませんか。
市場というのはずっと動き続けているのですから、チャンスは何度も何度もやってきます。

たまたまツイていた
手法にこだわると
危険ね…

態勢が整った時に改めて勝負すれば良いのです。
準備がしっかりとできていないのに勝負をするというのは無謀というものです。

また、複数の取引スタイルを併用するのも問題ありません。通貨によっても特徴が異なるのですから、高金利通貨である豪ドルでスワップ狙いの買いポジションを積み上げていって、一方のユーロ円やポンド円など、値動きの荒い欧州通貨でデイトレードをするという、相反する取引を併用している人はたくさんいます。

全ての取引で100%利益を取っていくということは考えず、たくさんある取引の中で トータルで利益が出ていればOKという考え方が最もシンプルなのではないかと思います。