バイナリーオプションとは

最近注目されている投資のひとつが、バイナリーオプション。リスクが購入金額と同額なので不測の損失を負うことがなく、仕組みがわかりやすいということで人気となっています。初心者の方でも理解しやすいのも魅力です。

1)二者択一で単純明快な仕組み

あらかじめ設定された条件を上回るか下回るか、二者択一で予測する金融商品です。

例えば基準となる価格を「1ドル95円50銭」のように取りきめ、一定時間経過後の値がこれを上回るか、または下回るかを予測します。

予測通りになったら勝ち、予測が外れたら負けという、コイントスのように単純な仕組みです。

2)ハイロー(ハイ・アンド・ロー)型

開始時刻から終了時間までに、一定期間後の為替レートが現在より円高か円安かを予測します。

一定時間後の為替が「円安」か「円高」かを予測する取引で、初めてバイナリーオプションを購入する人にも扱いやすい商品です。
ハイローには、固定型と変動型があります。固定型の場合は、購入した時刻に関係なく勝ったときの支払い倍率(ペイアウト率)が決まっています。
変動型の場合は、購入タイミングによって投資額とペイアウト率が変動しますので、やや複雑です。

この型で有名なのが、ラダーオプションで有名なGMOクリック証券の『外為オプション取引』です。
主な取引条件は、最低購入金額1枚あたり50円、購入単位1枚(約50円~999円)、1注文の購入限度は200枚、ペイアウト倍率1倍~約20倍、取引時間内であればいつで購入・売却が可能です。
FX口座を持てば『外為オプション取引』(バイナリ―オプション)も利用が可能です。
まずはデモ取引で、バイナリ―オプション取引を体験してみてはいかがでしょうか。

3)レンジ型

あらかじめ上限の価格と下限の価格が決められ、その範囲をレンジといいます。決められた判定時間内に、レンジの上限か下限に一度でも達するか、あるいは一度も達しないかを予測する方式です。レンジを越えた瞬間に勝ち負けが決定します。複数回上限下限を越えても関係ありません。相場の動きが少ないか大きいかを見極めて投資をすることになります。
判定時間には長短あり、長いものだと一週間です。

4)ワンタッチ型

決められた時間内に、設定された価格に達するかしないかを予測する方式です。一度でも設定価格にタッチすれば勝ちとなり、勝ちが確定すればその後相場が下がっても関係ありません。例えば「今日、1ドル100円に達する」と予測した場合、昼に100円に達した後に終値は95円となったとしても勝ちです。
いつでも購入も清算もできる方式と、途中での購入や決済はできない方式があります。ハイローに比べてペイアウト率は高いです。

個人差によって、使いやすさの評価はあるものの、どの型が簡単だとか難しいとかということはありません。

5)取引時間と判定時間

バイナリーオプションには、「取引時間」と「判定時間」があります。混同しやすいので注意しましょう。
取引時間は商品購入ができる時間のことです。商品によっては、海外の時間がベースのものや土日も可能なものもあります。
判定時間は結果を判定する時間です。。エントリーから5分後というものもあれば、今日の終わり値、何曜日の何時という時刻設定もあります。最長で一週間のものもあります。

バイナリーオプションの魅力をまとめると、

  • 仕組みがシンプルです
  • 100円程度からの投資も可能です
  • 最短5分から最長1週間の短期で結果が確定し、評価損を持ちつづけることはありません
  • 予測が外れれば投資額全額が損失となりますが、購入時に最大損失が確定しているため低リスクといえます。
  • 購入する型によっては、一日中値動きを気にしなくても良いためストレスも小さいです

経験を積んだトレーダーにとってはFX投資のリスクヘッジとして活用できますし、FX初心者にもおすすめできる方法です。

バイナリ―オプションの規制について

人気がうなぎのぼりのバイナリーオプションですが、賭博性が問題視され、業界団体による自主規制の動きもあります。

1)ギャンブル的な要素

通常のFXの場合は、損失が投資額を超えてしまうなど、リスクが読みにくいというデメリットがります。一方、バイナリーオプションではリスクは確定しています。1回の取引での最大損失は投資額そのものですから、負けたときのリスクは小さいはずです。
しかし、負けを取りもどそうと、「倍々ゲーム」の感覚で投資をくりかえすと、損失が急激にふくむことがありえます。仕組みが単純でリスクが小さい気軽さがゆえに、「負けたときに熱く」なってしまう危険性があるわけです。
そうしたことから、ハイロー型のように為替レートが上に動くか下かだけを予測する仕組みは、賭博性が高いと問題視されています。

2)リスク管理が甘くなりやすい

バイナリーオプションは単純な仕組みがゆえにほとんど知識がない人でも参加が可能です。1回の取引のリスクが小さいため、慣れていない人は「リスクがない」という感覚におちいる危険性もあります。
たとえリスクは小さくても、取引回数が増え投資額が大きくなるとリスクは小さくはありません。判定時間が短いものは日に何度も購入できます。「リスクがない」という錯覚から1日のうちに無制限に投資をくりかえし、リスク管理ができなくなってしまう危険性もあります。

急に人気が高まり加熱し過ぎた面もあり、ギャンブル性についての改善が課題となっています。こうした問題意識から、金融先物取引業協会は自主規制をおこなうことを決めています。ひとり1日あたりの取引額に上限がもうけられたり、いくつかの商品やオプションの販売が禁止となることが予想されます。