FXと株式の違いと共通点

FXと株式のトレードに対する向かい方の違いと共通点

株式取引の前提として、ある会社の将来性に投資をする、という考えがあります。
そのため現在は何が最も追い風の商品なのかを検討する事は重要です。
何かブームが発生すれば、そのブームに関係がある商品を取り扱っている会社の銘柄を選ぶのが適切でしょう。

株式投資はそもそもお金を稼ぐのが目的です。お金を稼ぎたいのならば、やはりお金をきちんと管理する事が重要です。
初心者の内から大金を突っ込むよりは、小額の取引から始めるのが王道と言われています。
損切りなどもうまく行なって、きちんと利益を獲得していく事が極めて重要です。

FXに対してもこれらの点は同じでしょうか。
まず前者のブーム云々の点がFXと共通しているかは、なんとも言えないところです。
ブームと言うよりも、外貨が追い風か、向かい風かを分析する方が重要だからです。
安倍相場(アベノミクス)など、日々さまざまなニュースが流れてきます。その中には重要な情報も有りますが、あまりニュースに振り回されるのもFXでは思わぬ損失を招く事も有ります。
どちらかと言うとチャートなどで値動きをきちんと分析する方が重要ですね。
資産管理に関してはFXとは完全に共通しています。特に、損切りだけは絶対に意識をするべきです。
株もFXも、リスクは大きい取引ですので損切りは徹底するべきでしょう。

株式の取引までの流れ

株では取引を実際に開始するまでには手続きとして、まずは証券会社選びです。
手数料など様々な要素を比較検討をして、自分にとって適切な証券会社を選択する事となります。
適切な証券会社を見つけたら、次はその会社にて口座開設をしなければなりません。
そもそも、株はお金を稼ぐための取引です。お金を稼ぐためには、お金を預けなければいけません。
預けるためには口座を作る必要がある訳です。銀行と似ていますね。


その際には身分証などが必要になってきます。
無事に口座開設が完了したら、今度は口座に入金をしなければなりません。
入金完了後は、銘柄選び(株式購入対象の会社)です。
自分にとって最適な会社はどこなのかを、四季報などを参考にして選別をしていく事となります。
銘柄を選んだら、証券会社を通して注文をします。
以上が、株式購入までの大まかな流れです。

証券会社も多数有りますので、会社によって多少の差は有るかもしれませんが、大体はこの流れが基本となっています。
この流れはFXもほぼ同様ですね。
FXの業者を選んで→口座開設し→入金→チャートなど各種情報を参考にして売買実行、という感じですね。
株式もFXも取引までの手順は余り変わりありません。

ただし、株の場合は店頭でも口座開設をする方法が有ります。FXはインターネットでの口座開設が原則です。
口座を作る方法が、ちょっと異ることが有ります。

FXと株式の取引時間の違いを比較してみよう

株式取引とFXでの外貨取引では、やはり営業時間に非常に大きな差があります。

現在の日本の株式取引では、午前中と昼の時間帯に限定されています。
午前中は朝9時からスタートし、11時半に一旦マーケットが閉まります。お昼休みのようなものです。
そして12時半にまたマーケットが再開されて、15時にはまた閉まります。つまり、実質6時間程度の取引時間となります。

ところがFXの場合は、ほぼ24時間稼働です。真夜中でも取引ができます。
「ほぼ」というのは、マーケットが閉まっている時間も有るからです。
だいたいのFX業者はメンテナンスなどの影響で午前7時周辺はトレード不可となります。そうは言っても、せいぜい20分程度ですが。
つまりFXの方が取引をできる時間は多いという訳です。

しかしながら株式取引でもネット注文ならば注文だけは出すことが可能です。
例えばサラリーマンが会社から帰ってきた午後21時辺りに注文をする事もできます。
その注文が実行されるのは翌営業日の午前9時となります。
つまり、注文自体は24時間受け付けているという事になります。

また、株とFXは営業日も異なります。株式取引では、土日と祝日は休みです。しかし、FXでは祝日は関係ありません。土日のみが休日になります。
この点からも、FXの方が取引をできる頻度は多いと言えます。

ただし、取引頻度が多ければ楽というものでもありません。
頻度が増えれば、その分パソコンで値動きを見張っていなければならない時間も増えるとも言えます。
どちらの方が有利かは、一概には言えないという事になります。

株にもFXにも用いられるボラタリティとは

ある程度株やFXの経験を重ねると、銘柄や通貨によって値動きの激しさが有る事が分かってきます。
とある銘柄は非常に値動きが激しくて「行って来い」の動きなども起こりがちですが、別の銘柄では全くと言って良いほど動かない事があります。

全般的には株の銘柄の中でもジャスダックの企業などは値動きが激しくなりがちと言われています。
外貨も同様です。ヨーロッパ地域の通貨は、値動きが激しいというイメージが有りますね。
ヨーロッパと言って連想されるのは、ユーロです。この通貨は、本当によく値段が動きます。1日に2円くらいの値動きが発生する事も、決して珍しくないですね。
同じヨーロッパ圏のイギリスのポンドという通貨も、非常に値動きが激しいものです。

逆に、南アフリカランドや香港ドルなどはかなり値動きが少ないですね。丸一日かけても、ほとんどの値動きが発生しない事も珍しくない通貨です。
そのためユーロやポンドなどは短期売買に用いられる事が多く、南アフリカランドなどはスワップポイントを狙うやり方で取引がなされるものです。

この値動きの激しさのことを、ボラタリティと呼ぶ事があります。ボラと略す事も有ります。この用語は、株式取引でもFXでも両者に用いられます。
ボラタリティが大きいという表現をされた時には、“値動きが激しい状態”を示します。逆に小さいという時には、値動きが落ち着いているという事です。

持ち合いは永遠には続かない

FXには持ち合いという用語があります。これは、外貨の価格が上にも下にどちらに行くのかがハッキリしない状態の事です。
実は外貨の価格は、たいていはトレンドという状態があります。トレンドとは「傾向」の事です。

上昇トレンドという表現をした時には、価格が上昇しやすい傾向にあります。下降トレンドはその逆です。
そして、どちらでもない状況もまた有ります。トレンドが無いので、トレンドレスという表現をされる事があります。トレンドレスで、価格の上下動がほとんど見られない状況の事を持ち合いと表現される事があります。この用語は、ニュースなどでは割と頻繁に使用されます。

この持ち合いという言葉を用いた「大持ち合いは大相場」という言葉があります。大持ち合いというのは、トレンドレスの状態が長い事です。つまり現在はトレンドが無いので価格が上昇するのか下降するのかがハッキリしませんが、その状態も永遠に続くわけではありません。必ずどこかのタイミングでトレンドが発生します。
そして、その時は大きな値動きが発生します。この時の値動きの激しさは、トレンドレスの長さに比例します。

3日くらい大持ち合いが継続すれば、1日で一気に3円くらい動くかもしれません。
1週間続けば、5円動くかもしれません。ちなみに、これはあくまでも極端な例です。

つまりFXでは持ち合いの状態が発生しますので、たまにどうして良いか分からない事もあります。そういう時に限って後々で大きな値動きが発生するものですから、焦らずに虎視眈々と売買チャンスを待つべきであるという含みがある言葉なのです。
ちなみにこの言葉は、株でもFXでも広く用いられている格言です。

株とFXは強制決済の期限も異なる

株の中には、一定の日数が経過すると強制的に売られてしまう事も有ります。
例えばあなたが、ある会社の価値は今後は上がっていくだろうと予想をしました。そして、その株券を購入しました。
ところが、株式取引のシステムによっては半年が経過すると強制的に売られてしまうのです。先ほどの株券が1万円の時点で購入をしたとして、半年が経過した時点では5千円になっていたとします。そこで売られてしまうと、5千円の損になってしまうのです。

一見すると恐ろしい話に聞こえます。しかし、実はFXにもこれと似たシステムを採用している業者が存在します。

FX業者の中にはデイトレードでの取引しかできないFXシステムを採用している会社も有るのです。先ほどの株のケースでは、半年が期日でした。しかしこのFX会社の場合は1日です。買ったその日の内に売らなければなりません。
もしも売らなければ、FX会社はその日が終わった時点で強制的に売ってしまいます。
つまりデイトレードにとことん忠実なシステムという事になります。

なお1日の終わりというのは、ニューヨーク時間での話です。日本時間なら朝を迎えた時点での事です。だいたい朝6時や7時がその日の終りです。24時の時点では強制的に売られない、もしくは買われない事になります。
厳密に言うと、株式のその半年後の強制売却というのはお金を借りている都合で採用されているシステムです。FXでは、特にお金の貸し借りは発生していません。このようなシステムの違いも、株とFXには見られるという訳です。

ちなみに、通常のFX業者ではそのようなデイトレードでの強制決済を採用している所は見られません。先ほどのデイトレードの例は、FXの中でも特殊なケースです。

塩漬けになる前に損切りするのが株でもFXでも重要

あなたがもしも、株券を100万円で購入をしたとします。
今後、あなたが選んだ会社がどんどん株価が上がっていくだろうと予想をしたからです。
ところが、予想に反してどんどん値段が下がってしまいました。そして、とうとう1万円程度にまで落ち込んでしまいました。この株券は、売れるでしょうか。

こういう状況になった時、売るに売れない人は非常に多いものです。そこで売ってしまうと、99万円の損失になってしまうからです。
今後長い間待っていれば、どこかのタイミングで巻き返しが起きて1000万円になるかもしれません。しばらくは売らずに放置をするという事になります。
こういう状況を、塩漬けと表現する事があります。

損は小さいうちに
潔く切り捨てる覚悟
が重要ね…

FXでも同様の事態は発生しています。例えばポンドです。
最近はポンドは1ポンド100円台にまで落ち込んでしまっていますが、昔は200円台でした。
200円台で買って、100円台に落ち込んでしまうまで保有し続けたとしたら売るに売れない状況になってしまいました。
先ほどの塩漬けと同じ状況です。
つまり、株でもFXでも塩漬けという状況は発生するという訳です。

どちらの例でもそこまで値段が落ちる前にさっさと売っておくべきですよね。
売ると損になるので悔しい気持ちはわかりますが、傷は浅い方が良いのです。

株もFXもリスクが高い取引です。大けがをする前に、早めに損切りをできるようになるのが、初心者脱出の心がけとなります。

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