ユーロ米ドル(EUR/USD)

米ドルとユーロという、世界の基軸通貨として通用する通貨同士のペアです。

当然ながら世界で最も注目度も取引量も高い通貨ペアです。
ユーロドルというのは、両雄を担っているメジャー通貨の間を左右に傾くシーソーのようなものだと考えると分かりやすいと思います。

アメリカ経済にプラス要因があればユーロドルでのドル買いが進み、そうなると自動的にユーロ売りが発生します。
ユーロ売りが発生すると、同時にユーロ円でもユーロ売りが進むので、ユーロ圏の経済には関係のないアメリカ経済の動向によってユーロが下落するという構図が生まれます。

一方、アイスランドやギリシャの財政危機に端を発したユーロ圏の信用不安というのは、ユーロ売りの強い材料となりました。
その時のユーロドル相場はユーロ売り一色となり、自動的にドル買いとなりました。

アメリカ経済に特にプラス要因があったわけではないのに、ユーロ圏の事情によってドル買いが起きたというわけです。
このように、ユーロドルというのは取引量の多い2つの通貨の間を行ったり来たりしていると思うと、分かりやすいと思います。取引量が多いことから情報量も多く、ユーロドル相場を展望するようなコラムなどはネット上でたくさん見つけることができます。
おそらく情報量はドル円の次くらいに多いのではないでしょうか。

そもそも、ユーロというのは米ドルと1:1の価値を持つ通貨になることを前提に生まれた通貨です。
この目標どおりになっているとしたらユーロドル相場は1.0000になるはずなのですが、実際にはそうはなっていません。

全体的にユーロが強い相場展開になっている状態が長らく続いており、リーマンショックやサブプライムショックなどを通じてアメリカの財政や経済に不安を感じた投資家がユーロにシフトしている構図が浮かび上がってきます。