ポンド ~米ドル以前の基軸通貨~

ポンド紙幣

ポンドは、イギリスの通貨です。イギリスというのはヨーロッパの西側諸国として長らく政治的にも 存在感を発揮してきた国です。
かつては大英帝国として世界中に植民地を持ち、君臨していた時代があり、その当時はイギリスポンドが世界の基軸通貨として流通していました。

現在でもイギリスはヨーロッパの国としてEUに加盟しているにもかかわらず、ユーロには参加せずに自国の通貨であるポンドを利用し続けています。
ここにはかつての基軸通貨という誇りやプライドのようなものが深く関係しているものと思われます。
また、日本と同じくイギリスが島国であることも関係しているかも知れません。

イギリス一国の経済規模はそれほど大きなものではありません。しかし、ポンドというのは世界中の外為市場で広く流通しています。ここにはかつての基軸通貨であった名残があると思いますが、それと同時に投機対象として面白い通貨であるという認識も関係しているでしょう。

ポンドドルやポンド円など、ポンドが関係している通貨ペアというのは流通量がそれほどあるわけではないので、値動きが荒くなりやすい特徴があります。
このことに目を付けたデイトレーダーが、ポンド円をさながらギャンブル通貨のように取引をすることがあるので、さらに値動きの荒さに拍車がかかります。

かつては高金利通貨として高い人気を誇っていた時期もありますが、現在ではユーロ円のほうがスワップポイントが高いという状況になっており、ポンド円の投資妙味は薄れてしまった感もあります。

日本時間の夕方からはロンドン時間になるので、ポンド円の荒い動きに要注目です。