米ドル ~世界の基軸通貨~

米ドル紙幣

現在、世界の基軸通貨という地位を守り続けているのが米ドルです。
基軸通貨というのは、単にその通貨が流通している国だけでなく世界各国で貿易の決済に利用される通貨 という意味です。つまり、アメリカが関わっている貿易はもちろんのこと、例えば日本がアラブ諸国から原油を輸入する際に支払っているのは米ドルです。

日本とサウジアラビアが貿易をするという場合には、どちらか一方の国の通貨を使っても良さそうなものですが、国際的に信用がある米ドルを決済に使うことが一般的なので、そういう際にも米ドルというのは需要が発生します。

今のところ米ドル以外に基軸通貨となり得る通貨はありませんので、今後も米ドル基軸体制というのは続くでしょう。ユーロや人民元など、次世代の基軸を狙っている通貨はありますが、まだまだ世界中のどこでも通用するという地位を確立するには 時間がかかるでしょう。

FXでは通貨ペアを取引の対象としていますが、取引量が多いのはやはり米ドルに関係する通貨ペアです。
日本円との通貨ペアとしてドル円がありますが、こちらは円に関係する通貨ペアの中で圧倒的な取引量を誇ります。もちろんFXトレーダーが売買するというのもありますが、実際に貿易や国際決済などで米ドルを必要としている勢力、はたまた米ドルを日本円にかえたい勢力などが売買に参加してくるので、他の通貨ペアよりもはるかに実需からの影響を受けやすいという特徴があります。

ちなみに、ドル円やユーロドルのように、米ドルとの通貨ペアは「ストレートペア」または「ドルストレート」と呼ばれます。
その一方で米ドルが関係していない通貨ペアのことは「クロスペア」と言います。