デモトレードの大切な心がけ

証券会社やFX業者ごとに取引システムが異なります。
FX口座を開設して入金して、いざ始めようというときに使い方がわからない、自分で使いたい注文方法や通貨ペアが無かった…などがあるかもしれません。
洋服屋さんで試着するように、FX口座開設前にはデモトレードでお試し体験することをおすすめします。

ツールの良し悪しもそうですが、サーバーの重さやスプレッド、操作性などが確認できる点はメリットです。
あなたとFX業者とのマッチング作業がデモトレードの体験であります。

多くの場合はパソコンでのデモトレードが多く、携帯やスマートフォンのデモは少ない傾向にあります。
アンドロイド携帯やiPhoneなどのスマートフォンユーザーは増えていきますので、今後モバイルのデモトレードが増えていくことでしょう。

デモトレードの申し込みについては、メールアドレスだけのところもあれば、住所や電話番号も入力を求める企業もあります。
利用期間としては1~2ヶ月というところがほとんどですが、場合によってはずっと使えるというところもあります。
利用期間後は再登録するかFX口座を開設をすれば良いでしょう。

一般的にはデモトレードは一ヶ月ぐらい続けるべきだ、といわれています。短くても半月ぐらいは練習しましょう。

デモトレードのデメリットって?

さてデモトレードをやることに対してデメリットなんてあるの?、と思うかもしれません。
実はいくつか問題が有ります。

1)架空のお金で取引すること
これはFX業者によって異なりますが、初期投資金として100万円~300万円と設定されているところが多いです。
しかしながら、実際それだけの大金でトレードをするのでしょうか。恐らく初めは数万円~10万円程度ではないでしょうか。
初期所持金の調整が可能であれば、ご自身のリアルな投資額に合わせて金額の調整はしておくべきです。

2)あり得ない取引をしてしまう
バーチャルだからということで、めちゃくちゃなトレードをするケースがよくあります。
そのようなトレードをしてはあまり意味がありません。たまたまトレードが上手くいっただけなのに、自分は才能がある、と錯覚する恐れがあります。
リアルトレードを意識しない場合は、むしろデモトレードをあきらめ、実際の口座開設をするほうが良いでしょう。
バーチャルが向かないという人もいることは確かなので、操作性だけチェックして実際のトレードに移ったほうがよい場合もあります。

3)スリッページが無いことも
デモトレードの場合は本番環境では存在するスリッページやスプレッド拡大が無い、場合があるようです。
デモではサクサク約定していたのに、本番ではなかなか不利な価格での約定に…という事も。
スキャルピングを考えている方は、操作性を確認して問題ないようであれば、口座開設に移るほうがよいかもしれません。

これらデメリットをクリアするためには本番環境で、さらに1000通貨で取引できるFX口座などおすすめです。
リアル取引をしながら数千円の証拠金でトレードできるので、練習としては最適です。たとえ少しでも、本物のお金を運用するとなると本気で取り組む気持ちが芽生えます。

デモトレードの他の使い道

主にFX初心者の方がデモトレードを使うと思われがちですが、FX経験者もよくデモトレードをすることがあります。
そのひとつに新しい手法のテストです。

ひとつの手法にこだわりすぎると、その手法が使えなくなったときに非常に困ることになります。
その際にデモトレードで新たな手法を捜し、確立するのに使うことがあります。
損失が出ない分、気軽にテストトレードができることもあって、多くのトレーダーが利用しています。

また自動売買であるメタトレーダーのEAのフォワードテスト(実際のトレーディングの前段階のテスト)でもバーチャル口座が使われることがあります。
初心者から卒業したとしても利用する機会が非常に多いといえます。

他には、本番トレードで調子を落とした時に、調子を戻すために短期的にデモトレードを使って矯正することもあります。
しばらくトレードを休んでいて再開するときや、勘を取り戻すときも1~2週間ほどデモトレードをすることもあります。

最近ではメタトレーダーが使えるFX業者が増えてきたこともあって、テストが必要と判断したらメタトレーダーからバーチャル口座を申請して即座に作ることが可能となっています。
メタトレーダー以外でもブックマークにデモトレードの申請ページを入れておくことや、フリーウェアでデモトレードができるツールを用意するなど、すぐにテストトレーディングができる環境を作っておくと、何かと便利になります。

デモトレードで考えること

デモトレードをこなしてFXがわかってきた、と思っても気は抜けません。ただ数回行っただけで本当に自分に合う・合わないは分かりません。

デメリット部分でもお話したように、自分のお金ではないという感覚があるので、実際のトレードをしたときに本当に稼げるかどうかは疑問です。
デモトレードなら、ナンピンして大きな含み損をしてもプレッシャーになることも無いですし、大きなロスカットをしても失敗したという感覚もありません。
これではあまり練習にならないのでは、となってしまうのはもっともです。

失敗したくないから
デモトレードで
練習練習…

またトレードもスキャルピング手法になってしまう傾向が強いかと思います。
長期のスイングトレードや中期のデイトレードを練習しにくい点はあると思いますが、はじめてトレーディングする場合は、自分がどのトレードに向いているかもしっかりと判断すべきです。

またテクニカル指標を試してみる場合も、どのテクニカルと相性がいいのかを調べるのに一番よい環境です。
本番環境で自分のトレーディング方法の変更で試行錯誤すると、当然ながら損失リスクがかなり大きくなります。
初心者がバーチャル体験する段階では、ある程度の取引手法やトレーディング知識を身に着ける事を目標としてください。

ネットや書籍でどういう手法があるか調べて、デモトレードで実際にやってみるのが良いでしょう。可能な限りいろんな手段を試してみるべきです。