相場の流れ「トレンド」に乗ることがコツ

FXに限らず、あらゆる相場の張り方には大きく分類して2つの方法があります。
ひとつは「順張り」。
もうひとつは「逆張り」です。
それぞれの張り方にどんな特徴があるのか、それではここで解説していきます。

「順張り」~皆が買う通りに買う、売る通りに売る~

順張りというのは相場が一定の方向に動いていると判断した時に、 その流れに乗る形で相場と同じ方向の売買をすることです。相場が上昇トレンドを継続していて、 もっと上げていきそうだと判断したら、そこで買い注文を入れると順張りとなります。 英語ではトレンドフォローと呼ばれており、相場に参戦する形としては最も定番と言える形です。

相場がある方向に進み始めると、それが一気に加速する場面をよく目にします。 これは多くの市場参加者が順張りで参戦してくるからで、相場が持っている方向性に拍車をかけます。 その動きを見ると、さらに多くの順張り参戦が増えるので、相場はさらに熱気を帯びてきます。

相場が持っている方向性に乗る形なので比較的安全な参戦方法と言えますが、 どうしても相場が動いている途中からの参戦になるので、もしそこで相場が止まるようなことがあったら利益は出ませんし、 大きな利益は上げにくいと言われています。

「逆張り」~皆と逆の注文、買いなら売りを、売りなら買いをする~

これはある方向に動いている相場が止まるポイントを予測して、そこで逆方向の注文を入れることです。 下げ続けている相場があるとして、それが止まりそうなポイントをチャートで予測することができたら、 そこで買い注文を入れます。

これが成功すると、相場の動きの大部分を利益につなげることができるので、大きな利益を狙うことができます。 また、レンジ相場といって一定の範囲内で相場が上下しているような局面では 上と下のそれぞれで逆張りをするのが有効となります。

相場が持っている方向性

相場が持っている方向性というのは、トレンドという言葉で表現されます。
陽線が連続して出現していて、さらに相場全体に買い圧力がみなぎっている状態というのは上昇トレンドなので、 順張り参戦するなら買い注文の絶好のチャンスです。

チャートの中にはトレンドを知るためのツールがたくさん用意されているので、 これらのツールを使って上昇トレンドが継続していると判断できたら、参戦OKです。

その逆に、相場で売り傾向が強くなっている時は、下降トレンドとなります。
あらゆるチャートのサインが売りサインを示している場合は多くの市場参加者が売りと判断するので、 その下降トレンドは継続します。こういう場合は順張りで売り参戦が有効です。

これらのトレンドというのは、必ずいつか終わりが来ます。どんなに下落を続けている相場でも、 ゼロになることは有り得ないのでどこかで止まります。 かつてあった「サブプライムショック」や「東日本大震災ショック」においても、 急激な円高が進んで各通貨ともに大きく下げましたが、それでも止まるポイントは存在していました。

株だと下落のまま経営破綻ということもあるかも知れませんが、FXにはそれはまずないと言って良いでしょう。 それではトレンドが出現しているかどうかというのは、いったいどうやって判断するのでしょうか?

これには色々な方法がありますが、最も分かりやすいのは移動平均線です。
移動平均線には時間的なスパンによって複数の種類がありますが、この複数の移動平均線が交差することなく並行して推移している時というのは、 その方向にトレンドがあるということが分かります。

大チャンスな相場を見逃すな

短期から中期、長期まで全ての移動平均線が同じ方向に進んでいるとなると、 かなり長い期間にわたって強いトレンドが出ていると判断できます。
移動平均線が交差せずに推移している時はトレンドですが、逆に交差した時はどうなるのでしょうか?

21日前後の短期移動平均と、80日前後の中期移動平均、この2つの線が描かれているチャートがあるとします。 中期以上の緯度平均というのはなだらかな波形を描きながら推移していますが、 短期の移動平均というのは値動きに沿うような形で起伏に富んだ波形を描きます。

ゴールデンクロス、
デッドクロスの波に
うまく乗れば…

この短期移動平均が中期以上の移動平均の下にある時というのは、相場が全体的に弱気ムード になっていることを示しています。中長期の平均値よりもより現在に近い平均値が下にあるのですから、 売り優勢と見て良いでしょう。

しかし、ある時点で相場が元気づいてくると、短期の移動平均が中長期の移動平均の 下から上に突き抜けることになります。 この交差地点のことをゴールデンクロスと言います。弱気ムードだった相場のトレンドが転換し、 強気になってきていることを示す重要なポイントです。
実際に多くの相場がゴールデンクロス後に上昇を演じており、かなり確度の高いポイントです。

次に、デッドクロス。これはゴールデンクロスと全く逆のもので、 中長期の移動平均線より上を推移している短期の移動平均線が、上から下に交差して中長期の移動平均を突き抜ける 状態のことを言います。短期的には買い優勢だった相場に変化が起きて、 中長期の平均値を下回るほどの売り圧力が強まっていることを示唆しているわけです。
デッドクロスを出現させた相場はその後下落をして、下降トレンドになることが多くなります。