「金」価格の上昇の理由とは

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「金」価格の上昇の理由とは


物の価値を知るためには、その「在庫」がどれだけ有るのかを知る事はとても重要です。

例えば貴金属の金というものは、現段階では明らかに貴重です。なぜ貴重かというと、数が限られているからです。世界に出回っている綺麗な色をした金の総量が少ないなら、当然誰もがその価値は「高い」と判断をするものです。

では、逆に埋蔵金が大量に発見されてしまった場合はどうなのでしょうか。当然、金の価値は暴落します。埋蔵金が発見されてしまったばかりに、5千円の金が一気に5円になってしまうかもしれません。

ところで現状の金は、実は60%位は発掘されてしまっている状況です。つまり、残りはあと40%しか埋蔵されていないのです。しかも残りは、発掘をしずらい場所にしか埋まっていないと言われています。

その反面、金に対するニーズは大変高いものがあります。そのニーズは増加傾向に有ります。

「欲しい人が増えているのに、在庫が足りなくなってきている」となれば、やはり金の価格が上昇をしてしまう訳です。

ただ、だからと言って今後金の価格がずっと上昇をしていくという保証はありません。金というものは価格変動が大変大きいものなのですから、万が一下がった時の対策を考える事も重要なのです。

ちなみにFXに関しては、現状は「在庫不足」などの話は浮上はしていません。ただ、国際情勢というものは刻々と変わります。リーマンショックのような事が起きれば、外貨の価値も変動するものです。

金は在庫不足で右肩上がりになるかもしれませんが、外貨はどうなるかは不明です。不明である以上は、やはり大損対策を考えておくのが重要という状況なのです。

紛争が起きれば「金価格が上昇する」とは限らない

貴金属の金や銀というのは、有事の際に買われやすいと言われています。代表的な例は、紛争です。

紛争が発生するという事は、国際社会に対する不安が発生するものです。それまで外貨さえ持っていれば安定していると思われても、紛争が起きてしまえばやはり不安な心理が発生するのは当然です。

そのため、外貨を持っているよりは貴金属の金などを持っている方が将来性が有るという心理が発生します。こうして、外貨を持っている人々の多くは金を買うようになっていくという訳です。その結果、金価格の上昇につながるのです。

それでは紛争が発生すれば、必ず金価格は上昇するのでしょうか。そうとは限りません。

というのも紛争の結果、逆に外貨が買われるようになったケースも有るからです。その代表例は湾岸戦争です。

あの戦争によって、アメリカはイラクに圧倒的勝利を収めました。圧倒的勝利によって、アメリカに対する信頼が強まってきたのです。その結果、金を持っているよりは外貨を持っている方が良いという理由で米ドルが上昇した事があります。

このように貴金属の金の値動きに対しては、「紛争が発生すれば必ず金価格が上昇する」という事にはなりませんので気をつけましょう。もしも今後貴金属の金の取引を検討しているのなら、一応覚えておきましょう。

さらに、上記の紛争によって米ドルが上昇した話も頭に入れておきましょう。それはすなわち、FXで米ドルを買っておけば利益が発生していた事を示しているからです。

ただし、その際には反動で大きく急落をする事もよく有ります。リスクだけは忘れないようにしましょう。